問い合わせが増えない原因はアクセス不足とCVR不足のどちらか?

ホームページからの問い合わせが増えない原因は、大きく「アクセス不足」と「CVR(コンバージョン率)不足」の2種類に分かれます。この2つは対策がまったく異なるため、まず自社がどちらの問題を抱えているかを正確に診断することが、最短で結果を出すための第一歩です。

どちらの問題かを判断するには、まずアクセス解析ツールで現状を把握することが必要です。Google AnalyticsやGoogle Search Consoleを使って、月間セッション数と問い合わせ完了数を確認してください。おおよその目安として、月間セッション数が500未満であればアクセス不足が主な原因と考えられます。一方、月間セッションが500以上あるにもかかわらず問い合わせがほぼゼロであれば、CVR改善が優先課題です。

多くの中小企業のホームページを拝見すると、アクセスとCVRの両方に課題を抱えているケースが少なくありません。ただし、限られたリソースで成果を出すためには、優先順位をつけることが重要です。以下のチェックリストで自社の状況を確認してみてください。

  • アクセス不足が疑われる場合:月間セッション数が500未満/Search Consoleの表示回数が少ない/SNSや広告からの流入がほぼない
  • CVR不足が疑われる場合:月間セッションはあるが問い合わせが月0〜1件/直帰率が80%以上/フォームページへの遷移率が低い

どちらに当てはまるかが明確になったら、対応する施策を優先的に実行することで、最小の労力で最大の効果を得ることができます。アクセスが少ない段階でCVR改善だけをしても母数が小さいため問い合わせの絶対数は増えにくく、逆にCVRが壊滅的な状態でアクセスを増やしても問い合わせには結びつきません。この「両輪」を意識することが、問い合わせ増加の本質的な戦略です。

CVRを上げるために今すぐできる施策は何か?

CVRを上げるために今すぐできる施策として最も優先度が高いのは、「フォームの簡素化」「CTAの最適化」「信頼要素の追加」の3つです。これらはいずれも費用をほとんどかけずに実施でき、効果が出るまでのリードタイムが短いのが特徴です。

フォームの入力項目を最小限に絞る

問い合わせフォームの入力項目が多すぎると、ユーザーは途中で離脱してしまいます。「名前」「メールアドレス」「お問い合わせ内容」の3項目から始め、業種によって必要な項目を1〜2個追加する程度に留めましょう。電話番号や会社名は任意項目にすることで、心理的なハードルを下げることができます。確認画面を廃止してワンクリック送信にするだけでも、フォームの完了率が大きく改善するという声は現場でも多く聞かれます。

CTAボタンの文言と配置を見直す

「送信する」「お問い合わせ」という汎用的な文言より、「無料で相談してみる」「まず話を聞いてみる」のように、ユーザーが得られるメリットや次のアクションが具体的にイメージできる言葉の方が、クリック率が向上する傾向があります。配置については、ファーストビュー・記事や説明文の途中・ページ下部の少なくとも3箇所に設置することを推奨します。スクロールしなくても常に目に入るよう、ヘッダーへの固定表示も有効です。

信頼性を高めるコンテンツをフォーム周辺に配置する

問い合わせフォームに到達したユーザーは、「本当にこの会社に連絡して大丈夫か」という不安を抱えていることが多いです。フォームの近くに実績数・対応事例・お客様の声・メディア掲載情報などを掲載することで、この不安を和らげることができます。写真や具体的な数字を使った実績紹介が特に効果的です。

スマートフォン対応を徹底する

現在、多くの業種でWebサイトのアクセスの半数以上はスマートフォンからという状況になっています。電話番号にタップ発信リンク(tel:リンク)を設定する、ボタンのサイズを指でタップしやすい大きさにする、フォームの入力欄を大きく見やすくするといった対応は、スマートフォンユーザーのCVRを大きく左右します。

フォームとCTAの設計で問い合わせ率はどう変わるか?

フォームとCTAの設計は、CVRに直結する最重要要素のひとつです。同じアクセス数でも、フォームとCTAを適切に設計するだけで問い合わせ数が大きく変わるケースは珍しくありません。設計の良し悪しがそのまま売上に影響するため、軽視できない領域です。

「フォームEFO(入力フォーム最適化)」の基本を押さえる

EFO(Entry Form Optimization)とは、フォームの完了率を高めるための最適化施策のことです。具体的には以下のポイントを意識して設計してください。

  • 入力項目数の削減:必須項目は必要最小限に。任意項目は折りたたんで表示するか、削除を検討する
  • 入力エラーのリアルタイム表示:送信後ではなく入力中にエラーを知らせることで、フォームの離脱を防ぐ
  • 入力補助の設定:郵便番号からの住所自動入力、電話番号の数字キーボード表示など、入力の手間を減らす設定を加える
  • 確認画面の廃止またはシンプル化:不要な手順をなくすことで、最後の離脱を防ぐ
  • サンクスページの活用:送信後のサンクスページで次のアクション(電話番号の案内・資料DLなど)を案内し、さらなるエンゲージメントを促す

CTAはユーザーの「今の気持ち」に合わせて設計する

サービスページを見ているユーザーと、ブログ記事を読んでいるユーザーでは、検討フェーズが異なります。サービスページには「無料相談を予約する」「見積もりを依頼する」のような購買意欲の高いCTAが適しています。一方、情報収集中のユーザーが多いブログ記事には、「まずは資料をダウンロードする」「メルマガで情報を受け取る」といった低ハードルのCTAの方が反応を得やすいことがあります。

また、CTAボタンの色にも注目してください。ページ全体のデザインの中で、CTAボタンだけが際立って目立つ色(コントラストの高い色)を使うと、クリックされやすくなります。デザインに埋もれて「押せるボタンかどうかわからない」状態になっていないかを確認しましょう。

アクセス数を増やすために中小企業が取り組むべき施策とは?

アクセス数を増やすために中小企業が最初に取り組むべき施策は、「コンテンツSEO(ブログ記事によるオーガニック集客)」です。広告と異なり、一度公開した記事は継続的に集客し続けるため、長期的なコストパフォーマンスが高い施策です。ただし、即効性はなく、成果が出るまでに一定の時間と記事数の積み上げが必要です。

コンテンツSEO:検索意図に合わせた記事を積み上げる

自社のサービスや商品に関連するキーワードで検索しているユーザーが、実際に知りたいこと・解決したいことに答える記事を継続的に公開していくのがコンテンツSEOの基本です。キーワード選定では、検索ボリュームだけでなく「検索意図」を重視してください。「〜とは」「〜する方法」「〜の選び方」「〜の費用」など、具体的な悩みや疑問に答える記事は、検索上位に表示されやすく、かつ問い合わせにつながりやすいという特徴があります。

Googleビジネスプロフィール(MEO対策)

地域密着型のビジネスを営む中小企業にとって、Googleビジネスプロフィールの最適化は見逃せない施策です。「〇〇市 Web制作」「〇〇 リフォーム 相談」のような地域名を含む検索では、Googleマップの検索結果(ローカルパック)が上位に表示されることが多く、ここに自社が掲載されることで問い合わせに直結するアクセスを獲得できます。プロフィールの情報を最新の状態に保ち、写真を定期的に追加し、口コミへの返信を行うことが基本的な対策です。

SNS活用による認知拡大と集客

InstagramやX(旧Twitter)、FacebookなどのSNSは、自社サービスの認知を広げるのに有効です。ただし、SNS自体から直接の問い合わせが来るケースは業種によって差があります。SNSの役割を「ホームページへの入り口を増やす」と位置づけ、記事やサービスへの誘導を意識した運用をすると、アクセス増加につながりやすいです。

リスティング広告(短期集客)

「今すぐアクセスを増やしたい」という場合には、Google広告などのリスティング広告が有効です。SEOとは異なり、出稿した翌日から検索結果に表示されるため、即効性があります。ただし、広告費がかかるため、費用対効果を定期的に検証しながら運用することが重要です。まずはキーワードを絞り込み、少額の予算でテストすることをおすすめします。

弊社が実践するAIコンテンツ自動化で問い合わせ増加を実現した方法

弊社(EX Inc. / AUTOSELL)では、コンテンツSEOの最大の課題である「記事を継続的に量産できない」という問題を解決するために、AIを活用したコンテンツ自動化の仕組みを自社で構築・運用しています。この仕組みにより、1日1本のペースでブログ記事を自動生成・自動公開するという運用を実現しており、ホームページへのオーガニック流入の増加と、それに伴う問い合わせ数の増加を実現しています。

AI Autopilot(AIコンテンツ自動化)の仕組み

弊社が実践するAI Autopilotは、以下の流れで記事を自動生成・公開しています。

  • ステップ1:キーワード選定の自動化 ターゲットとする業種・サービスに関連するキーワードをAIが選定し、コンテンツカレンダーを自動生成します。
  • ステップ2:記事構成・本文生成 選定されたキーワードをもとに、SEOとAIO(AI Overview)の両方を意識した見出し構成・本文をAIが生成します。結論ファーストの構成・FAQ付きの記事フォーマットを標準としており、LLMに引用されやすい記事設計を実現しています。
  • ステップ3:品質チェックと自動公開 生成された記事は人の目による最終確認を経た後、WordPressに自動投稿されます。メタ情報・内部リンクの設定も自動化しています。

AIコンテンツ自動化が問い合わせ増加につながる理由

コンテンツSEOで成果を出すためには、記事の「質」と「量」の両方が必要です。しかし、多くの中小企業では人的リソースの制約から、月に数本の記事を書くことすら難しいのが現実です。弊社の仕組みでは、AIが担う部分とプロが担う部分を明確に分け、品質を維持しながら月30本以上の記事公開を実現しています。

記事数が積み上がることで検索エンジンからの評価が高まり、さまざまなキーワードで検索上位を獲得できるようになります。その結果、「問い合わせを検討しているユーザーが検索するキーワード」で自社の記事が表示される機会が増え、問い合わせ数の増加に直結するというサイクルが生まれます。

また、近年注目されているAIO(Google AI Overview)やChatGPTなどのLLMでは、「信頼性が高く、構造が明確なコンテンツ」が引用されやすい傾向があります。弊社のAI Autopilotでは、結論ファーストの構成・FAQ・具体的な数値や事例の掲載といったLLMO(LLM引用最適化)の設計を記事に組み込んでいるため、AIによる回答にも引用されやすいコンテンツを量産できることが強みです。

中小企業がAIコンテンツ自動化を活用する際の注意点

AIコンテンツ自動化は万能ではありません。弊社の経験上、以下の点に注意することが重要です。

  • 一次情報・専門性の組み込み:AIだけで生成したコンテンツは、事実の確認や独自の専門知識の追加なしに公開すると、品質が低くなりがちです。必ずプロの目による確認と加筆を行いましょう。
  • CVR設計との連携:記事からの流入を増やしても、ホームページ全体のCVR設計が整っていなければ問い合わせには結びつきません。コンテンツ施策と同時に、先述のCVR改善施策も実施することが重要です。
  • 継続性が鍵:コンテンツSEOの効果は即日には出ません。最低でも3〜6ヶ月以上の継続的な投稿が必要です。AI自動化はこの「継続」のハードルを大幅に下げる手段として機能します。

よくある質問(FAQ)

Q. ホームページからの問い合わせを増やすには、アクセス増加とCVR改善のどちらを先にやるべきですか?

A. まず現状を分析して優先課題を特定することが重要です。月間セッション数が500未満であればアクセス増加を優先し、500以上あって問い合わせがほぼゼロであればCVR改善を先に取り組みましょう。両方の課題がある場合は、CVR改善の方が短期間・低コストで成果が出やすいため、先に着手することをおすすめします。

Q. 問い合わせフォームの最適な入力項目数はいくつですか?

A. 業種によって異なりますが、まずは「名前」「メールアドレス」「お問い合わせ内容」の3〜5項目を目安にしてください。電話番号や会社名は任意項目にすることで、心理的ハードルを下げることができます。項目を減らすほど入力完了率が上がる傾向があるため、「本当に必要な項目か?」を一つひとつ見直すことが大切です。

Q. コンテンツSEOで成果が出るまでにどのくらいの期間がかかりますか?

A. 一般的に、コンテンツSEOで安定した検索流入を得るためには3〜6ヶ月以上の継続的な記事公開が必要とされています。ただし、競合が少ないニッチなキーワードでは早期に成果が出ることもあります。即効性を求める場合はリスティング広告を併用しながら、中長期でSEOコンテンツを積み上げていくことをおすすめします。

Q. 中小企業がホームページのCVRを改善するために、最初に取り組むべきことは何ですか?

A. 最初に取り組むべきは「Google AnalyticsでCVRの現状を把握すること」です。現状が数値として見えていないと、改善の効果を測定できません。現状把握の次に、コストゼロで実施できる「フォームの簡素化」と「CTAの追加・改善」から着手することをおすすめします。

Q. AIを使ったコンテンツ自動化は、小規模な中小企業でも活用できますか?

A. はい、活用できます。ただし、AIが生成したコンテンツをそのまま公開するのではなく、専門知識の追加・事実確認・CVR設計との連携といった人の関与が品質維持のために必要です。弊社では中小企業向けにAIコンテンツ自動化の仕組みを提供しており、リソースが限られた企業でもコンテンツSEOを継続できる環境を整えるお手伝いをしています。

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投稿者プロフィール

渡瀬 吉朗Webマーケティングコンサルタント
戦略的Webサイト制作会社
株式会社イーエックス 代表取締役

広告関連企業にてトップセールス&トップマネージャーを経験後、経営コンサルティングファームに転職。

コンサルティングファームで企業の繁栄を考え続けたらWebマーケティングの世界にたどり着きました。

その後、株式会社イーエックスを設立し日本の経済を支える中小企業の皆さんが既得権や大企業と戦うためのWebマーケティング戦略の策定や戦略的SEO対策を提供しています。

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