マーケティング用語集カテゴリ:広告

入札戦略

Bidding Strategyにゅうさつ・せんりゃく

英語表記
Bidding Strategy
カテゴリ
広告
難易度
★★☆(実務者向け)
関連サービス
広告運用サポート

入札戦略とは、広告オークションで「どの目標のために、いくら入札するか」を決める方針のこと。クリックを集めたいのか、問い合わせ(獲得)を増やしたいのか、売上(費用対効果)を最大化したいのか——達成したいゴールによって、選ぶべき入札の考え方が変わります。目標と入札のズレをなくすことが、広告費を成果に変える鍵です。

Why it matters

なぜ「入札の方針」で成果が変わるのか

リスティング広告やディスプレイ広告は、表示のたびにオークションが行われ、入札額と広告の品質で掲載順位が決まります。ここで「とにかく多くクリックを集める」ことに入札を寄せると、クリックは増えても問い合わせにつながらない、ということが起こります。目標が「売上」なのに、入札の方針が「クリック数」を向いていると、努力の方向がずれてしまうのです。

入札戦略は、この「達成したいゴール」と「日々の入札の動き」を一致させるための設計です。中小企業のように予算に限りがある場合、1円の入札をどのゴールに向けるかで成果が大きく変わります。まず自社が今追うべき指標を決め、それに合った入札方針を選ぶことが出発点になります。

Our perspective

追うべきゴールを決めることが、1円の入札を成果に変える。

顧客心理の視点から見ると、検索する人は購買までの段階によって「今すぐ買いたい」から「まず情報を集めたい」まで状態がさまざまです。入札戦略は、どの状態の人に強く入札するかの判断でもあります。購入間近の検索に厚く入札し、情報収集だけの検索には控えめにする——という配分が、無理のない出会いを生みます。

仕組みとして設計すれば、目標(獲得単価や費用対効果の基準)を一度決めておくだけで、以降の入札は方針に沿って自動的に調整されます。担当者が毎日手動で入札額をいじらなくても、決めたゴールに向かって配信が動き続ける状態をつくれます。

AI活用の視点では、Google広告などのスマート自動入札を使えば、AIが検索した人の状況(デバイス・時間帯・過去の行動など)を瞬時に読み取り、成約しやすい表示に自動で高く入札します。ARGASなどで蓄積した成約データと連携させれば、「本当に売上につながった顧客」に近い人へ入札を寄せる精度も高められます。

Diagram

図解:目標に応じて入札戦略を選ぶ

追う指標が「クリック」から「獲得」「売上」へと深まるほど、入札戦略も手動から自動・成果ベースへと段階が上がっていきます。目標に入札方針を合わせることが出発点です。

追う目標が深まるほど、入札戦略も高度になる 目標:クリック 手動クリック単価 入札額を自分で設定 まず流入を集める 向く場面:立ち上げ期 目標:獲得(CV) 獲得数の最大化 目標単価(CPA)を設定 問い合わせを増やす 向く場面:獲得を伸ばす 目標:売上 費用対効果ベース 目標ROASを設定 売上/広告費を最適化 向く場面:データが十分 いずれも土台は広告オークション = 入札額 × 広告の品質 で掲載が決まる 目標に入札を合わせるほど、成果は近づく

Case studies

事例で見る:国内・海外

海外

ECプラットフォーム ── 目標ROASで売上効率を保つ

海外の大手ECでは、商品ごとの利益率に応じて「目標ROAS(広告費用対効果)」を設定し、AIによる自動入札で売上効率を保つ運用が広く行われています。売れ筋には積極的に、利益の薄い商品には控えめに入札する——という配分を人手ではなくアルゴリズムに委ねることで、大量の商品でも効率を維持できる、という考え方が定着しています。

How to use

現場での使い方:4ステップ

  1. 今追うべきゴールを1つ決めるクリック・獲得・売上のうち、現段階で最優先の指標を明確にする。
  2. ゴールに合った入札戦略を選ぶ認知や立ち上げ期は手動クリック単価、獲得重視なら目標CPA、売上重視なら目標ROASを選ぶ。
  3. 自動入札の学習データをためる成果ベースの自動入札は一定の成約データが必要。まずデータを蓄積してから切り替える。
  4. 目標値を見ながら調整する獲得単価や費用対効果の実績を確認し、目標値を現実的な水準に少しずつ寄せていく。
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関連用語

Summary

まとめ:目標と入札を合わせることが、広告費を成果に変える

入札戦略は、広告オークションで「どのゴールのために、いくら入札するか」を決める設計です。クリック・獲得・売上のどれを追うかによって選ぶべき方針が変わり、目標とのズレをなくすことが成果への近道になります。追うべき指標を決め、AIの自動入札に学習データを与えれば、担当者が毎日手を動かさなくても、決めたゴールに向かって配信が自動で最適化され続ける状態をつくれます。

関連サービス:広告運用サポート — 目標に合った入札戦略の設計と、自動入札の運用・改善を支援します。
カテゴリ:広告

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